Chicken Egg
タグ:Card of the Day, Chicken Egg, MTGシングル, アングルード, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2014/01/23
Chicken Egg
「ニワトリの卵」である。そのまんま。現在、唯一の卵カードとなってしまった。
元は「アラビアンナイト」から存在する由緒正しきクリーチャーの系譜だったのが、皆「鳥」になったり「構築物」になったりで、もはや銀枠にしか残らないタイプとなってしまった。
残念なことではあるが、たしかに動物を「卵」で同じグループとして括ったりはしないだろう。マジックの他のカードで言えば《ありがたい老修道士》を「老人」というタイプにしていないのと同じ理屈になるだろう。納得の再編成である。
さて、この我々が普段食べている卵。マジックの世界においては、魔法の力をもってして巨大なニワトリが生まれてくるように仕向けることが可能なようだ。
ある種の品種改良とでも言えるものだろう。アップキープにダイスを振って6が出ればデッカイニワトリが孵ることになる。このトークン、巨人・ニワトリというわけのわからない種族になっているが、まとめて「ジャイアントチキン」ということでいいだろう。銀枠のこういうところを真剣に議論したって仕方がない。
それにしても、卵から孵るのがヒナではなくいきなりニワトリとは...ってあれか、卵が廃止された件で出てきた「老人」とかないのと一緒の話か。成長促進の魔法がうまくかかったということなのかもしれない。卵の中で目まぐるしいスピードで成長してパリーンと。
というか、さっき自分でそういうツッコミは無粋って言うたところやないのかい。いやいやわかっていてもツッコミをいれたくなるのがマジックのカードですし、それをしていくのが僕のこのコーナーでの仕事なんですよ。結論としては、「細けぇことはいいんだよ」ってことで。
よく「卵が先かニワトリが先か」という定番の議論ネタがあるが、マジックにおいては答えは出ている。このカードは《ルフ鳥の卵》のパロディーであり、それの収録されたエキスパンションは「アングルード」の遥か以前、冒頭でも触れた「アラビアンナイト」だ。マジックでは卵が先、でファイナルアンサー。